前に”紅葉築地”の記事を作成する際、築地川公園の辺りの事を調べているうちに、あの辺り一帯に興味を持ったので、ちょっと散歩してみました。雨が降って寒かったけど、それなりに収穫があり楽しかったです。現在の築地川公園の辺りは、三島由紀夫「橋づくし」にも取り上げられているようですね。
新大橋通りを築地から新富町に渡る橋が「入船橋」ですが、(写真中央緑の橋)その下は現在ドックラン・及びバスケットボールなどができる広場となっています。その広場から現在の築地川公園駐車場・及び公園となっている辺りを築地川が流れていたようです。(正式には、築地川南支川というらしいです)写真左バスケットのゴール方面へ流れていた様です。順番に橋の形跡を探してみました。
まず、「暁橋」築地駅を出て聖路加国際病院へ向かう場所にあった橋です。ゆっくり歩くと、かつて橋があった事が想像出来ます。
次に「境橋」もうほとんど跡形もなくなってしまっていて、悲しい限りです。どんな橋が架かっていたのか想像するしかありません。
次が「備前橋」 築地駅本願寺出口を出て、隅田川方面へ歩いていくとあります。橋名の由来は、橋辺に備前岡山藩邸があった事に由来するそうです。
「備前橋」から、晴海通りへ向かうと、石垣の塀が、かつてここが堀割だった事を忍ばせてくれます。
晴海通りへ出ると「門跡橋」がありました。昔、東京市は築南橋と命名したそうですが、西本願寺の門徒代表等の陳情により、門跡橋と改称されたそうです。
晴海通り下、門蹟橋の下にかつての川の痕跡を見てとれました。「小田原橋」の痕跡がある場所の目の前に区営の駐車場があるのですが、その駐車場の奥に入っていくとあります。
築地6丁目の交差点を波除神社方面へ曲がると、場外市場駐車場の傍にもかつての橋跡「小田原橋」があります。
築地場内市場入り口には、「海幸橋」跡があります。波除神社そば。いや~名前がいいですね!海の幸の橋 !
「海幸橋」を渡りながら右手を見ると、かつて川が流れていた事が想像出来ると思います。うちの奥さんは、川が流れていた事を覚えていました。
何だか、今回は写真をずらずら並べて終わってしまいました。でも、今まで知らなかった事が沢山発見出来た、非常に楽しい散歩が出来ました。これを機に、まずは三島由紀夫の「橋づくし」を読んでみようかなと思います。(^_^)
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