《不忍池・弁天堂》上野
上野にある不忍池(しのばずのいけ)。
シーズンには蓮の花が咲き、休日にはボートに乗る人で賑わう上野の行楽地ですが、ここ不忍池も上野の山に作られた「寛永寺」と時を同じくして作られました。
135歳まで天寿を全うしたという天台宗の高僧・天海僧正は、江戸の町をつくるにあたって平安京をイメージしていたようです。
江戸城の鬼門にあたる東北の上野の地に、
●上野の山を比叡山に見立て、延暦寺に対抗して寛永寺を、
●京都の清水寺に見立てて、清水寺観音堂を、
●琵琶湖に見立てて不忍池を造りました。
池の中に竹生島(ちくぶしま)に似せて中之島(弁天島)を築き、琵琶湖・竹生島の宝厳寺(ほうごんじ)の大弁才天を勧請し、
弁天堂を建立しました。
本堂手前、左手にある手水鉢の天井に「金竜の絵」が描かれているというので、見てみました。
え?こんな場所にそんな大事なものがあるの?
という感じです。
光が反射していまひとつですが、実際に見ても、ちょっと分かりにくいです。(^_^;)
ガラスで保護している様ですが、これだけでいいの?と、少し思ってしまいました。
※ちなみに、蓮の写真は7月22日に撮ったものです。今は、どのくらい咲いているのかな?
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