上野特集第5弾。「上野東照宮」です。
東照宮と聞いて今までは「日光」しか知りませんでした。
日本の神(東照大権現)たる徳川家康を祀る神社のことを総称して、東照宮というのだとか。初めて知りました。(;^_^A
一時は全国に500を越える東照宮があったそうですが、明治に入って廃社や、合祀が相次ぎ、今では130社ほどになってしまったようです。
江戸では、江戸城内と浅草寺境内に東照宮境内に建てられました。
大きな鳥居をくぐって中へ進みます。
水舎門をくぐると、200基の石燈籠と、48基の銅燈籠がずらりと並び、圧倒されます。
家康亡き後の、寛永3年(1626)上野の地に領地を与えられていた藤堂高虎は、許可を得て自分の邸内にも東照宮を造り、一般市民にも参拝させていました。が、同19年2月浅草にあった東照宮が、浅草寺からの火で燃焼したため、浅草に代わり、上野東照宮が大名諸侯の参拝の場所となったそうです。
唐門です。
柱内外4額面には、不忍池の水を飲みに来たといわれる左甚五郎作の昇竜、降竜があしらわれています。
後光明天皇の正保3年(1646)には、正式に東照宮の官号も授けられました。
しかし、3代将軍家光は、高虎の建てた東照宮が気に入らず、社殿の全面造り替えを命じ、慶安4年(1651)4月に今の東照宮を完成させました。
唐門左手から、拝観料200円を払って中へ入ります。
拝殿です。
拝殿は日光に次ぐ大きさで、金色殿は日本には日光とここ上野だけだそうです。
日光の東照宮が、世界遺産に登録されて手厚く保護されているのに対し、ここ上野の東照宮は、上野の公園内に人目を忍んでひっそりと存在している様な印象です。
建物も、所々痛みの感じる箇所があり、もう少し保護されてもよいのでは?と思ってしまいました。
大人200円を払えば、拝殿を間近に見られますし、拝殿の中にある家康公の遺品等も見る事が出来ます。
自分は中でも、「日本地図大鏡鏡」なるものが大変面白かったです。銅板(?)で出来た円形の日本地図なのですが、上下が逆さまに描かれていて大変興味深いです。
行った折には、ぜひとも拝殿へ入る事をお勧めします。
途中から雨が降る中の撮影となってしまい、あまりいい写真が撮れませんでした。残念。
また、天気のいい日に行ってみようと思います。
上野東照宮の場所〔地図〕
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